自炊生活1ヶ月「5つの功罪」

 こんばんは。大宮です。
 このブログを始めて1ヶ月強が経ちます。最大の変化は「以前は週に一回程度だった自炊を、ほぼ毎日するようになった」ことです。コンビニで買ったぶどうパンを自宅で食べるのが「自炊」と言えるのか微妙ですが、僕にとっての自炊の功罪を検証してみたいと思います。

(1)健康にはならない
 自炊を始める動機の一つとして、「外食やコンビニ弁当ばかりでは体に悪いから」が挙げられます。しかし、実際に自炊を続けてみると、この健康仮説には疑問を感じました。確かにコンビニ弁当やおにぎりは体に良くないと思いますが、外食する店を選べば相当健康的な料理が食べられます。野菜たっぷりの煮込みとか。基本的に一品しか作らず、しかも肉や炭水化物に偏りがちな僕の自炊生活が、かつての外食生活より健康的といえるのか。大いに疑問です。最近は意識的にブロッコリーとかを食べるようにしていますが、それでも野菜不足な気がします。

(2)内向的になる
 自炊をするようになり、自宅(7畳1Kのアパート)にいる時間が毎日5時間程度長くなりました。すると、自分のことをウジウジ考えちゃう時間が増えるんですよ。テレビを見れば「俺ってどうしてジャニーズ系の容姿に生まれなかったんだろう」と思うし、本を読めば「石田衣良ってすごい作家だなあ。モテそうだし」と焦ります。何もしないでぼんやりしていると、「どうしてあの子に嫌われてしまったのか」などと反省します。こんな自分も嫌いではありませんが、無駄な悩みが増えることは確かです。

(3)食関連の会話が改善する
 ひきこもり時間が増える分、外界で知人に会うといっぱいおしゃべりしたくなります。食べ物や料理に関する話題の場合、以前ならば「俺はセブンイレブン弁当の味を全部覚えているぜ」と自虐的なギャグをかますか、「オーグードゥジュールっていうフレンチの名店、知ってる?」と自慢話をするかの二者択一でした。しかし、自炊を始めて変わりました。「トマトのみじん切りってどうやるの?」とか「キャベツが大量に余っちゃってさー」などと、対等な目線で友人(特に女性)と話せるようになりました。楽しいです!

(4)味覚の基準ができる
 以前から食べるのが好きでしたが、味覚は相当アバウトだったと思います。料理やお菓子の大半は「うまい!」の一言で済ませてきました。自炊を始めると「自作料理」という基準値ができます。一流の料理人が選りすぐった食材で作る料理を食べると「絶対俺には作れません。完敗です」という感動があるし、それほどでもない普通の料理は「おいしいけど、俺でも作れるはずだ」と思ってしまいます。この判断基準、女性関係においては問題を生じそうですが、食べ物雑誌の仕事には役立ちそうです。

(5)食費が節約できる
 おそらくこれが最大の効果です。外食すると、定食屋でも1000円弱はしますし、友人を誘ってちょっといい店で飲んだりすると5千円はかかりますよね。しかも、食事の相手が年下や女性だとカッコつけたくなり、「いいよ、いいよ。出世払いで」とか言っておごり、万札が消えてしまいます。まずお前が出世しろ、と自分に言いたい。
 残りご飯と納豆があれば一食まかなえる自炊生活を続けると、かなり食費を節約できることがわかりました。もちろん今でも外食はしていますが、余計な外食やおごりはなくなった気がします。おそらく月に3~5万円は出費が減ったはずです。浮いた金で洋服でも買いに行こう!

 以上、自炊の功罪を振り返りました。栄養バランスさえ気をつければ、続行して問題はなさそうですね。明日はまた目玉焼きトーストを食べようかな。
by jikkenkun2006 | 2006-04-21 23:14 | 週末コラム


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