阿部謹也『物語ドイツの歴史』など

 以下、先月分の読書録です。

☆村上春樹『羊をめぐる冒険』(下)
〇コナン・ドイル『緋色の研究』
☆中村うさぎ『オヤジどもよ!』
〇中沢孝夫『中小企業は進化する』
〇高峰秀子『いっぴきの虫』
〇阿部謹也『物語ドイツの歴史』
〇唯川恵『霧町ロマンティカ』
☆司馬遼太郎『民族と国家を超えるもの』
〇遠藤周作『さらば、夏の光よ』
〇筒井康隆『旅のラゴス』
〇司馬遼太郎『国盗り物語』(一)
☆田辺聖子『愛のレンタル』
☆中沢孝夫『中小企業の底力』
〇三島由紀夫『新恋愛講座』
☆藤沢周平『はしり雨』
注:〇は初読、☆は再読

 表題作は、一橋大学の学長時代は「アベキン」の愛称で親しまれていた故・阿部謹也氏によるドイツ史講義です。ドイツ人とは何か、その国民性はどのように形成されて来たのかを独自の視点で解説しているので、「なぜ難民をたくさん受け入れるのか」や「フォルクスワーゲンの事件はなぜ起きたか」などの疑問にヒントを与えてくれる気がします。エマニュエル・トッド『ドイツ帝国が世界を破滅させる』をあわせて読むと面白いと思います。
by jikkenkun2006 | 2015-10-03 08:56 | 月間読書録


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