
日経ビジネスオンラインの
超ビジネス書レビューというコーナーに、久しぶりに書評を載せました。雨宮処凛さんの『生きさせろ!』という本です。ノンフィクションというより雨宮さんの意見書というほうが正しいでしょう。どこからどう読んでも100%雨宮処凛。自分の存在すべてをぶつけているような文章です。
彼女の意見には賛否両論があると思いますが、せつなくなるほど真摯な姿勢を否定できる人はいないはずです。同世代にこんな書き手がいることが嬉しいし、励みになります。
いまは彼女の自伝的小説『バンギャル ア ゴーゴー』を読んでいます。学校でも家庭でも居場所を失った優等生の女の子が、ビジュアル系バンドの追っかけに青春のすべてを捧げるという物語。疾走感溢れる傑作です。